浅間の鴉

劇場公開日:

解説

「銭形平次捕物控 からくり屋敷」の高桑義生の製作。長谷川伸の原作から「修羅城秘聞 双龍の巻」の脚本につづいて衣笠貞之助がシナリオを書き、「神州天馬侠(1952)」の田坂勝彦が監督し「銭形平次捕物控 からくり屋敷」と同じく杉山公平が撮影を担当している。キャストは、「銭形平次捕物控 からくり屋敷」の長谷川一夫、黒川弥太郎などに、「風雲千両船」の山根寿子が加わっている。

1953年製作/87分/日本
劇場公開日:1953年2月12日

ストーリー

信州沓掛の時次郎は、一宿一飯の恩義から六ッ田の三造を斬ってしまった。しかもその三造からその女房おきぬと子供太郎吉の行末を托された。つくづくやくざ稼業が嫌になった彼は、おきぬの三味線で信州追分の門附をしながら中仙道熊谷宿までたどりついた。この時おきぬは死んだ三造の子供を身ごもって臨月になっていたので働くことも出来ず年の瀬を迎えた。そのため生活にも困り、生れて来る子供の用意も、と心あせった時次郎は、二度と足を踏み込むまいと決心していた土地の親分同志の喧嘩に助っ人に雇われて行った。昼夜十二刻で一両の日当を稼ぐため時次郎が生命を刃の下にさらしているとき、おきぬは難産のため時次郎の帰りを待ち兼ねて死んで行った。太郎吉の手を引いて再び旅に出た時次郎は、初めて太郎吉に「父つあん」と呼ばれなから、この子だけは堅気に育てようと深く決心をするのだった。

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