キッド(1921)

劇場公開日:

キッド(1921)

解説

チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、血のつながりを超えた親子の絆を笑いと涙を交えて描いたヒューマンコメディ。

放浪者チャーリーはひょんなことから捨て子となっていた赤ん坊を拾い、貧しいながらも懸命に育てる。5年後、成長したその子ども、キッドは、チャーリーの仕事を手伝うようになり、2人は本当の親子のように暮らしていた。一方、キッドを捨てた母は歌手として成功し、かつての過ちを悔いて慈善事業に励む日々を送っていた。ある日、チャーリーのもとを冷酷な役人が訪れ、キッドを孤児院へ連れて行こうとする。

名子役ジャッキー・クーガンがキッド役を好演。世界的に成功を収め、チャップリン初期の代表作となった。

1921年製作/53分/アメリカ
原題:The Kid
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2022年11月3日

その他の公開日:1921年7月30日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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(C)Roy Export SAS

映画レビュー

4.5100年という時代も

2024年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

100年という時代が経っても変わらないものがある作品だと感じた。
セリフない字幕だけの映画でもモノ語りとしてしっかりと見応えのある作品だった。

途中の夢の国という演出は、どういう意味があったのか?
理想だけの生き方には、どこにもあるかもしれないけど、理想というものには罪が入る事によってそれが争いを生むというメッセージだったのか。

実の親以上になる関係性を描いた作品

いまの世でも通じるストーリーで面白かったです。

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ハンバーグ

4.5【「笑いとたぶん涙の物語」今作で主演のほかに、監督、脚本、制作、作曲まで務めているチャールズ・チャップリンってヤッパリ天賦の才を与えられた映画人だなあ、と改めて思う作品。】

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

幸せ

■ストーリーを一応記す。
 ひょんなことから捨て子を拾ったちょび髭男は、貧しいながらも赤ん坊を懸命に育てる。
 5年の時が過ぎ、少年となったその子供キッドとは本当の親子のように暮らしていた。
 一方、キッドを捨てた母親は人気女優として成功していたが、自らの過去を悔いていて、貧しい人に罪滅ぼしのように施しをしているが。

◆感想

・僅か50数分の尺の中で魅せられる見事な起承転結の親子の絆を笑いと涙で綴ったヒューマンコメディである。

・今作の魅力はヤッパリ、子役を演じたジャッキー・クーガンの可愛らしさと面白さに尽きるなあ。勿論、チャールズ・チャップリンは別格として。

<チャップリンの子育てに奮闘する姿や、キッドとの親子のやり取りはユーモアと愛情に満ちている。
 今作で主演のほかに、監督、脚本、制作、作曲まで務めているチャールズ・チャップリンってヤッパリ天賦の才を与えられた映画人だなあ、と改めて思う作品である。>

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NOBU

3.5チャップリン作品初レビュー

2024年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

楽しい

過去数回鑑賞
今回はYouTubeで鑑賞
今回は53分版ではなくオリジナル68分版
1921年のオリジナル版
53分版は1971年再編集

捨て子を拾った男が渋々育てるハメになる話

赤ん坊からいきなり5年後
その5年間はとても大変だっだろうに割愛

粗筋
子供を捨てた母親は後悔しすぐに捨てた場所に戻ったが他人の車は泥棒によって盗まれていた
やがて母親は芸能界で成功しスターになり過去の過ちを悔い慈善活動していた
少年は男の子供でもなんでもないことを知った役人は引き離し強引に施設に預けようとしたが男は奪還
なんやかんやで少年は母親と再会
男は母親と息子の住む家に入って行った

子役スターのジャッキー・クーガンの演技力がとても良い
施設に連れていかれそうになり男に助けを求めるシーンの表情は天才的

警察官と男とのやりとりが面白い

詐欺まがいのガラス屋のシーンで警察にグルとばれないように退場する名場面

やはり今回も安宿のシーンが衝撃的
まるで野戦病院
個室じゃないのかよ
外で寝るよりはましだろと
ベットで寝るだけ

そういえば天使になる夢のシーンってありましたね
あったっけ?

あとリタ・グレイの役名が「誘惑の天便」になっているけど「天便」じゃなくて「天使でしょ」
どうやったらそんなミスするんだよ映画.comさんプロでしょ
もっとしっかりしてよ

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野川新栄

5.0CC先輩 初長編はペーソス100%

2024年2月25日
PCから投稿

説明不要の作品ですが、年譜を確認すると前後に短編のスラップを何本も撮ってます。
配給元との契約上らしいですが、本当に作りたかったのはこちらなんでしょうね。

スラップ殆どありません。並み居る喜劇役者とCC先輩が一線を画している意味がよく理解できる不朽の名作です。

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越後屋
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