SLAM

劇場公開日:

解説

SLAMと呼ばれる詩の朗読パフォーマンスに賭ける若き詩人たちの姿を描くドラマ。監督はTVのドキュメンタリー畑で活躍するマーク・レヴィン。脚本は、作家・製作者などマルチな活動を行なうリチャード・ストラットンとレヴィンの原案を元に、レヴィンとストラットン以下、実際にパフォーマンス・ポエットである出演者のソウル・ウィリアムス、ソニア・ソン、ボンズ・マーロンの3人がクレジットされている。製作はヘンリ・M・ケスラー、レヴィン、ストラットン。製作総指揮はデイヴィッド・ペイパーズ。撮影はマーク・ベンジャミン。音楽はヒップホップ界の異才DJスプーキー。編集はエミア・ルイス。

1998年製作/109分/アメリカ
原題:Slam
配給:KUZUIエンタープライズ配給(KUZUIエンタープライズ=ハーレム提供)
劇場公開日:2000年1月22日

ストーリー

ワシントン。スラム街でレコード・レーベル設立を夢見ながらマリファナの売人に成り下がっていたレイ(ソウル・ウィリアムス)は、ある日逮捕されて刑務所入り。詩を書くことだけを唯一の楽しみにしていた彼は、更生プログラムで詩を教える女性ローレン(ソニア・ソン)にひかれた。保釈されたレイは彼女の部屋に行き、彼女が仲間と開いていたポエトリー・リーディングを目の当たりにして、これこそ自分が求める道だと確信する。結ばれたふたりだが、レイの裁判を前にしてふたりは衝突。重い気持ちを抱えたレイはポエトリー・カフェに入り、そこでローレンらレヴェルの高い詩人たちのパフォーマンスを見て心打たれる。かくしてステージに上げられたレイは初めて自作の詩を披露し、満場の喝采を浴びるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 カンヌ国際映画祭(1998年)

受賞

カメラドール
カメラドール マーク・レビン
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映画レビュー

2.5"朗読竸技"

2023年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

ラッパーとかヒップホップを題材にスラム育ちの黒人を描いた作品かと苦手なジャンルで抵抗感はあったが、全くの別物であり「SLAM」とは詩を朗読するパフォーマンスで知的なスタンダップコメディのようなフリースタイルのラップバトルとは趣旨が違うジャンルだった。

アレン・ギンズバーグやジム・キャロル、パティ・スミスに詩を朗読するイメージが強い、物語の中心にはギャング同士の抗争がありながらスパイク・リーの『25時』やジャームッシュの『パターソン』が思い浮かぶ、詩による言葉の力で周りを動かし変えてしまう描写が美談にも演説によって民衆を魅了する例もある訳だし。

まぁ、ラッパーは観とかないと。。。

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