チャオ・パンタン

劇場公開日:

解説

パリの暗黒街での中年男と若者の触れ合いと復讐を描くフィルム・ノワール。製作・監督・脚本は「老人と子供」(66)のクロード・ベリ。原作はアラン・パージュ、撮影はブルーノ・ニュイッテン、音楽はシャルレリー・クチュール、編集はエルヴェ・ドゥ・リューズが担当。出演はコリュシュ、リシャール・アンコニナ、アニエス・ソラルなど。

1983年製作/フランス
原題:Tchao Pantin
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1986年3月8日

ストーリー

ランベール(コリュシュ)は、ガソリンスタンドの夜間給油係だ。孤独でアル中の彼は40歳。しかし、彼のこれまでの人生を知る人は誰もいない。夜の仕事を黙々とこなしている。ある夜、ふとしたことでベンスサン(リシャール・アンコニナ)という若者と知り合う。ベンスサンは、ユダヤとアラブのハーフで、ランベールと同じように孤独だった。彼は、実は麻薬の運び屋だった。自然に二人はうちとけ合い、ベンスサンは毎晩ランベールのもとへとやって来た。ベンスサンは、パンク娘のローラ(アニエス・ソラル)に恋していて、デートに誘い出そうと必死になっている。そんな彼を見て、苦笑いするランベール。しかし、二人の父子とも友人ともつかぬ、交流は、突然終わりをつげる。ベンスサンがオートバイに乗った二人の男に殺されたのだ。静かな生活を黙々と送っていたランベールの眠っていた熱い血が爆発する。彼は復讐を決意したのだ。ローラの手助けを得て、ベンスサンの商売のボス、ラシッド(マハムド・ゼムーリ)らの行動を探るランベール。刑事バウアー(フィリップ・レオタール)が、ベンスサンの死の真相を調査し出す。犯人を探り出し、容赦なく銃口を向けるランベール。ローラはそんなランベールに愛情を感じはじめていた。バウアーも彼には好意的だ。しかし、敵も黙ってはいなかった。ローラと共に朝を迎えた日、外に出たランベールに向けて、銃声が轟くのだった。

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