追撃機

劇場公開日:

解説

「眼下の敵」を作ったディック・パウエルが、再び監督・製作した、朝鮮戦争に材をとった航空戦争映画。実際に朝鮮動乱に活躍したアメリカ空軍のジェット・パイロットが、ジェームズ・ソルターのペン・ネームで書いた原作の、「眼下の敵」のウェンデル・メイスによる脚本化で、撮影監督は「気まぐれバス」のチャールズ・G・クラーク。音楽はポール・ソーテル。出演者は「眼下の敵」のロバート・ミッチャム、「無法の王者ジェシイ・ジェイムス」のロバート・ワグナーに「若き獅子たち」のマイ・ブリットの他、「やさしく愛して」のリチャード・イーガン、リー・フィリップス等。

1958年製作/アメリカ
原題:The Hunters
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1958年10月4日

ストーリー

1952年の朝鮮動乱中。日本の伊丹空軍基地にクリーブ・サビル少佐(ロバート・ミッチャム)が赴任してきた。第二次大戦の古つわものの彼は、イミル大佐の下に所属し、そこで部下のアボット中尉(リー・フィリップス)を知った。中尉はそのノルウェー生れの妻クリス(マイ・ブリット)を愛していたが、戦闘機隊に編入されてから死の恐怖をまぎらすため酒びたりとなり、彼女をかえりみなくなっていた。淋しいクリスはサビル少佐と親しくなり、それは恋にまで発展しそうになる。しかし少佐の日々は、アボット中尉やエド・ペル中尉(ロバート・ワグナー)をひきいて韓国上空に出動し、激しい戦闘のまっただ中に身を投ずることであった。やがて韓国の国連軍は北朝鮮軍によって包囲され、孤立無援の状態におちいった。アメリカ軍のパラシュートによる補給はミグ戦闘機によって妨害される。北朝鮮軍の隊長は、“ケーシー・ジョーンズ”と呼ばれる強者である。ある日少佐の編隊は上空で“ケーシー・ジョーンズ”の一隊に出あった。激しい空中戦が展開される。そのうちアボット機が火を発して中尉はパラシュートで敵地に降下した。遂に、“ケーシー・ジョーンズ”をしとめた少佐は、アボット中尉を救うため河床に着陸した。北朝鮮側の地上部隊が追ってくる。これを見てペル中尉機は援護射撃をはじめたが、機体に弾丸をうけてペル中尉もパラシュートで脱出した。3人はいっしょに廃墟と化した教会に隠れるうちに、ある韓国人の家族と親しくなったが、一家は彼等をかくまったという理由で北朝鮮側に射殺された。憤激した3人は大胆に戦って敵側を悩ませ、少佐も負傷したが、やがてギリシャ兵に救われた。京都の病院でサビル少佐は叙勲され、もはや臆病者ではなくなったアボット中尉も、再び妻のクリスと結ばれた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0ジェット戦闘機好きならマスト トップガンも裸足で逃げだすような映像があります

2021年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これは面白い!
あの名作「眼下の敵」をとったディック・パウエルの翌年の次回作

今度は空軍の物語
米国国防省の全面協力で実物のジェット戦闘機の素晴らしい映像が目白押しです
軍事マニア、戦闘機ファンなら見ない訳にいきません!
マストです!(キッパリ)
迫力ある実機を間近で細部まで撮影しています
しかも空中撮影もあり、それが目を見張るようなスピード感でトップガンも裸足で逃げだすような映像なんです

時は1952年、場所は日本
冒頭、当時米軍基地であった伊丹空港から始まります
どうです観たくなったでしょう?

前作に引き続き主演はロバート・ミッチャムです
本作では空軍少佐として輸送機で赴任してきます
本当に伊丹空港でロケしたみたいです
滑走路の向こうに見える山並みが見覚えのある六甲山や川西の方のそれです

伊丹基地の軍事務所で、今晩は日本で泊まり、明朝朝鮮のソウルの南50キロ鳥山(ウサン)基地に着任せよと言われます

1952年の冬新年早々のようです
朝鮮戦争たけなわ
共産中国軍の参戦によって米軍を始めとする国連軍は38度線の南に押し戻されて膠着していたころです

朝鮮戦争は史上初のジェット戦闘機同士の空中戦が行われた戦争です
と言ってもミサイルはまだなく、第二次大戦と同じく搭載機銃で撃ち合うのです
ソ連から供与されたミグ15という傑作戦闘機が登場して米軍を圧倒していたのですが、本作で大活躍するF-86という最新鋭ジェット戦闘機が投入されてなんとか押し戻したという状況です
F-86 はゴジラなど初期の怪獣映画には必ず登場するあの戦闘機です

劇中キルレートは13対1と説明があります
1機やられても敵を13機を撃ち落としているということです
つまり米軍のジェット戦闘機の方が圧倒的に高性能だということですが、敵にも赤い彗星のシャアみたいなエースパイロットがおり、うかうかしているとやられます
部下のパイロットにはそれで精神的に参っておかしくなっているものもいます

日本での最初の夜に飲みに出かけた街は京都のようです
タクシーに都タクシー向日町と書かれてあります
実在のタクシー会社でいまも向日町に営業所があります
自分もたまにお世話になります

タクシーの走っている街並みはどうも河原町のようです
そう思っていると直ぐ四条大橋西詰のいづもやのネオンが見えます
クリスは家の場所を五軒町と運転手に行き先を告げます
三条通り、地下鉄東山駅直ぐ東側の疎水と交差する辺りの町名です

東洋趣味を強調して撮影していますから、私達日本人からすると中国ぽく見えますが、間違い無く日本でロケをしているとおもます
日本人役も日系人ぽい人もいますが、洋装の女性銀行員達や鞍馬辺りと思われる郊外の茶屋の和装の女性店員達は明らかに日本人と思います

とはいえ一番食堂という名前のバーカウンターのある居酒屋の内部とその入口のシーンや、基地の建物内部のシーン、クリスの家など屋内シーンの大半は米国でのスタジオセット撮影のように思われます

ヨット遊びする湖は、もちろん琵琶湖
湖面に浮かぶ鳥居は近江の厳島と言われる白髭神社のそれです
おそらく、当時米軍専用ホテルだった大津のびわ湖ホテルまで車できて、ヨットを借りた設定なのでしょう
そこからは30km のことです
明らかに実際のロケで美しい平和な日本が撮影されています

原題はザ・ハンタースで複数形
上司の大佐の徒名がハンター
米軍戦闘機の任務はミグハンター
若手パイロットは手柄のハンター
主人公は戦争に生きがいを求めるハンター
そして部下の美しい人妻を奪おうとするハンターでもあります

しかし激しく苦しい戦いの末、全てが昇華され解決する終わり方を迎えます
負傷して後方の病院に送られた先の日本庭園にも春が訪れて明るい陽光が射しています

不時着以降の敵中突破シーンが若干冗長ですが、全体的にはなかなかに楽しめます

ジェット戦闘機好きならマストの映画です!

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あき240

4.0ロバート・ミッチャム・・

2016年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

「The Hunters」が原題名。1958年製作のカラーの戦争映画。ロバート・ミッチャムが主演。舞台は1952年の朝鮮戦争で日本に基地がある米空軍。主人公のサビル少佐が赴任してくる。F-86ジェット戦闘機を操縦する強者だ。共産圏・北朝鮮のミグと戦闘するが、部下のアボットを救うため敵地に不時着する。そこで・・九死に一生のストーリー。サビル少佐の恋の行方も。戦闘機ファン必見の作品。第二次世界大戦では戦闘機はプロペラ機が主流だったのに、たった7年後の朝鮮戦争ではジェット戦闘機が当たり前になっている。技術の進歩は目覚ましい。朝鮮戦争は1950年に始まって、1953年に休戦した・・

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亮一君

4.0「追撃機」を観て・・

2016年1月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ロバート・ミッチャムが主演。舞台は朝鮮戦争の1952年。日本の空軍基地に赴任してきたサビル少佐は、第二次世界大戦で活躍した強者だ。F-86ジェット戦闘機を操るパイロットで、その戦闘シーンは迫力だ。時代はプロペラ機からジェット機に・・ロマンスに発展しそうなブロンドの美人妻クリスとの出会い。果してその結果は!?カラー映像で見どころ満載のエンターテイメント作品。1958年の公開。

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Ryoichi
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