黄色の腕

解説

「ベルベット」などの原作を書き、「幻の敵」を監督したバートラム・ミルハウザーが、ジェームズ・シェリー・ハミルトンの原作を監督した探偵活劇で、主役は「幻の敵」で共演したファニタ・ハンセンとワーナー・オーランド、それに「ベルベット」「海底の国賓」など出演のMarguerite_Courtot マーゲリットが活躍する。

1921年製作/アメリカ
原題:The Yellow Arm

ストーリー

米国マサチュセッツ州にアリンヅ・オークスという荒野にベイン家の古色蒼然たる邸宅があった。あまりに古めかしいところから人々に幽霊が出ると噂されるベーン家は幾代となく波乱の生活を送っていた。現在の戸主ジョーエルの父が東洋においてなしたる一事件によってこの物語は漸次その呪いの経緯を展開していく。ジョーエルの父は東洋貿易をやる船の艦長であったが航海中東洋の一王国の王女を奪って己が妻にする。それを知った国人はその恨みを報いんとして果たさず、現在のジョーエルの代に至って再びそれをば報いんとする。娘のドリスと息子のジャックおよび、ふとした縁でこの家へ来た女優スザンヌ・ヴァレットもこの事件の渦中にまき込まれ、怪しい事件は次から次と展開されていくのである。

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