熱砂大陸横断

解説

「暁の警備隊」「Gメンの逆襲」のバック・ジョーンズが主演する西部劇映画。モンロー・シャフが脚本を書下ろし、ワーナー・ブラザースで永らく助演を勤めていたドリュー・エバースンが監督にあたり、西部劇キャメラマンのアレン・Q・トンプソンが撮影した。助演はマージョリー・レイノルズ、「高圧線」「夜間裁判」のカーライル・ムーア、マトスン・ウィリアムス、ウィリアム・アーノルド、パッド・オスボーン等である。

1938年製作/アメリカ
原題:The Overland Express

ストーリー

南北戦争が始まったとき、バック・ドースンは愛馬に跨がり、セント・ジョゼフよりカリフォルニアに至る距離を13日間で走破し、戦争開始の報を西部の人々に告げた。これはその当時唯一の大陸横断の交通機関であった駅馬車の日数より4日間も少ない新記録で、いたく当時の人々を驚かせた。バッドはこの経験によって、米大陸の要所要所に駅を開設して馬を置き、各駅毎で馬を乗り換えて極力走り続けるならば、10日間で完全にセント・ジョゼフとカリフォルニア間を走破できると考え、鉱山業者のファーネス及びグリーレイの援助を受けて、あらゆる困難と危険を排して新駅路を開いた。まず手始めに自分が一万ドルの現金を騎馬逓送し、次第に社会の信用を博したので、ついに政府の郵便物を委託されるようになった。この成功はウィリアム・ホウリーの支配する駅馬車に対して大恐慌を与えた。ファーネストの息子トムは、ダリーレイノ娘ジーンと恋仲であったが、バッドの騎馬逓送に乗り出して大陸横断に出発した。ホウリー一味は凶悪なインディアンに武器を与えて扇動し、トムを襲撃させてついに彼を殺害した。バックは苦心の結果、これがホウリー一味の屏路妨害であることを探知し、完全としてそれに対峠した。悪戦苦闘の結果ついにホウリーを追撃逮捕したバックは、いよいよ米国政府の信頼を得て、やがては政府直管の騎馬運送会社の創立を見るに至った。

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