太平洋戦争史 世紀の爪跡

劇場公開日:

解説

これは長編記録映画である。太平洋戦争終了後、昭和二十一年五月に東京軍事裁判が開かれ、二十三年十二月二十三日、東条英機以下七名が戦犯として絞首刑に処せられるまで、長時間にわたって日本は裁かれた。この東京裁判をとおして、さまざまなことが明るみに出された。当時の日本軍閥には、強力な武力によって中国を強圧さえすれば華北占領の目的を一挙に達成できるという意図がつよく働いていた。南京が落ちる前に中国軍は撤退しており、占領されたのは無抵抗の都市であった。そして南京虐殺が日本軍によって行なわれたが、その責任者は松井司令官であると検事は論告した。弁護側は、この不祥事件の責任を全部日本側が負担すべきものではないと反論した。つまり、それは、広島、長崎に投下された原爆のために、数十万の無実の市民が払った凄惨をきわめた犠牲は、誰の責任であるのか?、と。さらに次のような事件が紹介される。

1967年製作/90分/日本
原題:Tokyo Tribunal
配給:松竹
劇場公開日:1967年2月4日

ストーリー

◇張作霖爆死事件◇満州事変◇第一次上海事変◇リットン卿調査団◇満洲国建国◇皇帝伝儀の来日◇二・二六事件◇蘆溝橋事件◇上海事変◇南京攻略と大虐殺◇日独伊三国同盟◇真珠湾攻撃◇シンガポール陥落◇ドーリットル中佐の渡洋爆撃隊◇インパール作戦◇ミッドウェー、レイテ海戦◇大戦艦武蔵沈む◇ルソン、サイパンの死闘◇B29本土大空襲◇特攻隊◇沖縄の決戦◇広島、長崎に原爆投下◇ミズリー艦上の無条件降伏。

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