祝日

劇場公開日:

解説

富山県を舞台に、生きることを諦めかけた少女が数奇な人々との出会いを通して変わっていく姿をつづった人間ドラマ。

14歳の奈良希穂は、中学に入ってからずっと1人きりで暮らしている。優しかった父は亡くなり、母も姿を消した。希穂は怒ることも泣くこともなく、毎日野菜ジュースとプリンだけを食べながら無為に過ごしている。ある日、休校日なのに登校してしまった彼女は、何かに突き動かされるように校舎の屋上へ向かう。そして飛び降りようとした瞬間、何者かが希穂の手を掴む。その女性は自分のことを「希穂とずっと一緒にいた天使」だと名乗り、希穂は彼女と一緒に“人生最期の1日”を過ごすことに。次々と現れる風変わりな人々との交流を通し、希穂の心は少しずつ揺り動かされていく。

「幻の蛍」の監督・伊林侑香と脚本家・伊吹一が再タッグを組み、富山でオールロケを敢行。オーディションで抜てきされた新人俳優・中川聖菜が希穂、「真白の恋」の岩井堂聖子が自称天使を演じ、西村まさ彦、芹澤興人、中島侑香が共演。

2023年製作/90分/G/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2024年5月17日

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(C)「祝日」製作委員会

映画レビュー

3.5不思議な人ばかり出てくる映画

2024年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

伊林監督の2作目。
この監督の作風にも慣れてきた(^-^*)
とにかく間をたっぷり取る独特のテンポは健在なのだけど、今作は主人公の希穂が置かれている状況がとてつもなくヘビーなこと、またファンタジー要素が入っていることもあって、前作よりはテンポが良いように感じる。

そして希穂以外は天使、突然踊り出すカフェ店員、街中でタキシードを着ているマジシャン、喪服の脱げないアフロの中華料理屋の店主、アリを踏んだ小学生等々、"普通の人"がほぼ出てこない(笑)
なのでちょっとシュールなムードは漂っているけど、そもそも希穂と一緒に行動しているのが天使なので、全体的なトーンは調和が取れていて、話に入り込むことができた。

アフロ店主とのシーンは長く、ある意味クライマックスなのだけど、ここは良かった。アフロの独白と表情に引き込まれた。

まさに「ヘンテコな世界」が希穂に活きる意思を与えたのだけど、その主題を抑えた演技や演出にフラットなシナリオで言葉少なに語るあたり、押しつけがましくなくて好み。

前作の「幻の蛍」は、監督が息子の友人という繋がりで義理で観に行ったら期待値よりは良かった、と思ったのだけど、今作ではこの監督が撮る映画をもう何作か観たいな、と思った。

もう何作かチャンスがあれば、この監督、化けるかも。
今後に期待してます。

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flying frog

2.0ヘンテコな世界

2024年5月18日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

寝られる

両親のトラブルで強制的に独り暮らしになった14歳の少女が、衝動的に自殺しようとした時に天使と名乗る女性と出会う話。

優しいパパは誰かの悪いことを自分のせいにされ首を吊り、ママは新興宗教にハマり教団に連れ去られどこかに消えて、自宅ポストに投函されるお金で野菜ジュースとプリンを買って生活する日々を過ごす中、祝日であることを忘れて学校に行き巻き起こっていくストーリー。

なんだかすっとぼけた鼻血ね~さんに天使と言われても、教団の人にしか見えなかったけれど、確かに監視でもされてなきゃ知らないこと知ってるし…。

抑揚が殆どなく、ずっとまったりぬろ〜っとなんてことない時間が過ぎていき、世の中そんなに悪くない的な?

馬場さんのキャラは良かったけれど、根本的なところは何も解決していないし、衝動は又来るんじゃない?と思ってしまった夢のない自分にはハマらなかった。

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Bacchus

3.5生きることは食べること。麻婆豆腐は美味しかった

2024年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

父は自殺、母は宗教に溺れ、たった一人になった中学生の女の子・希穂と、その希穂をずっと見ていたと言う自称天使の馬場さんの祝日の1日を描いた作品。
今の時代、大人だって子供だって孤独を感じてる人はたくさんいると思います。
だからやはり人との触れ合いは大切なことですよね。
馬場さんと共にちょっと変わった人達との他愛もない会話だって、希穂には大事な時間だったのでしょう。
生きづらい時代に天使の馬場さんのような存在がいると救われる人もきっと多くいるでしょうね。
ファンタジーの要素も入った、今の時代にこそ見るべき良い映画でした

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たつのこ

4.0伊藤園さん注目!(笑)

2024年5月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

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しろくま